暦の上では、立春ですが寒さはまだまだ本番です。
今回は、「常州じょうしゅう 牛堀うしぼり」からの富士山です。
現在の茨城県 潮来市(いたこし)の霞ヶ浦からと言われています。
富嶽三十六景の中で富士山から最も遠い地点からの絵とされていますが
その割には、山容は大きく描かれています。
水運船ですが、中で自炊している様です。白鷺(さぎ)が二羽 水音に驚いて飛び立っていきました・・・。
霞ヶ浦は、日本で2番めに大きな湖です。
香取神宮文書や鹿島神宮文書によると、ここには、平安時代末期から室町時代にかけて漁業や水運などの特権を
認められた「海夫(うみおっと)」とよばれた人々がいたそうです。( YouTube「 霞ヶ浦の歴史」より)
富嶽三十六景には、水運船が多く描かれています。
関東地方は、その昔「香取海(かとりかい)」という海の中にあったそうです。
画 像 著作権フリー絵画 葛飾北斎
地 図 google Map 茨城県 潮来市
リンク 鹿島神宮ホームページ
参考資料
動 画 YouTube. 香取海 (プリンシピア) 、霞ヶ浦の歴史(プリンシピア)