四十五景目です。
終わりが近づいて来ました。
次回は、富嶽三十六景の最終回です。
■「とうかいどう かなやのふじ」
金谷は、現在の静岡県島田市に位置します。
「箱根八里は馬でも越すが 越すに越されぬ大井川」と詠われた東海道最大の難所である大井川。
江戸時代、架橋、渡船が禁じられていた大井川では川越の人足や馬の背に荷物や人を
乗せる徒渡し(かちわたし)が行われていました。
幕府の方針(現代風に言うと行政政策)で人足達は公務員で割と安定した職業だったようです。
対岸の「永」の旗がたっているのが島田宿で、手前側が金谷宿です。
丁度 大名が渡っているところのようです。
海のように波打つ川を、大名と個人旅行者がともに渡っている光景が面白いです。
:出 典
画 像 著作権フリー絵画 葛飾北斎
地 図 Google Map 「静岡県 島田市 大井川橋」
リンク Wikipedia 「島田宿」
リンク Wikipedia 「金谷宿」
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