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諸国名橋奇覧「かうつけ佐野ふなはし古づ」

   北斎は、七十歳代後半に「富嶽三十六景」を発表しました。

その後発表した作品の中に日本全国の珍しい橋を題材とした名所絵「諸国名橋奇覧」があります。

全十一図ですが、取りあげさせていただきたいと思います。 

 

既に一作品は、取りあげ済(摂州 天満橋 -2019/1/23-)なので今回紹介は、2作品目です。

 

 

  【かうつけさのふなはしのこず】

 

    現在の群馬県高崎市上佐野町付近の烏川あたりか?

    古 図とあるのは、いまは現存しない橋を想像して描いたものだそうです。 

 

   

   「万葉集」に詠まれた歌を題材に(「上つ毛野の佐野の船橋取り放し親は放くれど吾は離るがえ」[巻14  3420])                   

  冬場積雪時、船を並べてその上に板を渡した 簡易な橋を描いている 。

 

  奥の山は、浅間山か  寒気が身を凍らせる「橋」です。

 

 

 

:出 典

    画 像   著作権フリー絵画   葛飾北斎 

    地 図   Google Map  「佐野のわたし駅

    リンク   Wikipedia 「船 橋(能)」

 動 画   YouTube   「万葉集」   

   

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